ihg48y5c.JPG…ようやっと真の目的地にたどり着きましたな。

こちらの店に関しては、概ね位置関係を把握してから出かけたので問題なく店に到着。
なんというか、サイトで見たよりも伝統を感じる佇まいであることよ。

ぬかりなく店頭にあったかえる如雨露(雨の如き露、なんてしゃれた名前だ考えてみれば)の写真を撮った後入店。
まずはエスカレーターの横にある大きな窓から、「どかん」と東京タワーが見えてちょっと嬉しい。田舎者なものでね。

ここの3Fワインフロアは、都内でも有数の品揃えを誇るらしい。
酔歩さんのブログで見て、興味津々だったモロッコワインを発見。2階を一通り見た後、購入しようと決める。
ちなみにここには、叶美香さん御用達とかいうイタリアワインも売られていた。
一本1万5千円強とは、流石はセレブでありますことよ。

次は2階だ。かかってこーい。
まずは野菜類の高価さにびっくり。
レモングラス1本398円なんて、正気の沙汰とは思えん爆裂価格だ。タイでその金額払ったら、抱えきれないほど買えるぞきっと。

そして、いよいよ肉コーナーへ。
ここのマーケットは製ハム業者が母体なので、肉のラインナップは目を見張るものがあるらしい。

冷凍コーナーをのぞくと、カンガルーにカエル、うずらにハトと最早動物園状態。
おお、「あの肉」みたいなのは子羊もも肉の塊であるか。

そして何がなんだかわからなくなるほどすごい数の加工肉類。
イタリアやスペインの生ハムや、見るだけでビール欲をそそる数々のソーセージ類。
パック詰めは勿論オーダーカットもしてくれるようで、いかにも魅力的な切り口を見せて並べられたハムの仲間たち。

その一角で、わたしの目を引いたのが「キュウスケ」。
なんだこれ?と手にとると、不ぞろいだったり端の方だったりして、正式な商品としては売る事ができないソーセージやハム類を破格の安値で売っているのだ。

なんとグラム53円ですのよ~。
とりあえず今籠にほりこんじゃうと重くて往生すること必至なので、これまた後で購入することに決定。

改めて店の中を見回してみると、異国の人が多いのに今更に気づく。
でかいカートとか押してるんだ。
こういう人たちが、1.8kg入りのピスタチオとか食べてるんだろうなー。納得。

店をくまなく一周したらば、3Fに上がってワインを購入。
再び2Fに下りて、いよいよ次はお買い物タイムですよ。

キュウスケコーナーに戻ったら、商品が補充されていてさらに選択の幅が広がったことに興奮。
ためつすがめつ眺める夫婦の斜め後方にぴったりと張り付き、全身で「早くそこどいてくれないかなー」とアピール。<いやな客だ

私の気迫に負けたのか、旦那氏は立ち去っていったのだが、奥様はパッケージをひっくり返したり下から引きずり出して検討に余念のない様子。
負けずに並んで選び始めたあたり、私も立派なおばちゃんですなー。わはは(開き直り)。

結局ハムの切り落とし500g弱とシンプルな感じのソーセージ750g強に決定。
外にも生パスタやらシュレッドチーズやら、到底電車で来た人とは思えない勢いで購入。
ホモスを見つけて狂喜し、勢いで冷凍ピタパンまで買ってしまったのは流石に勇み足だったか。保冷剤もないのに。

ともあれえっちらおっちら家に帰り、一度に食べきれるはずもないソーセージを冷凍した。
確かにちょっと長すぎたり細かったり、個性的ではあるけれど…。立派なソーセージですよこれは。
つまみ食いしたい衝動を抑えつつラップでくるむ。

試しに数を数えてみたら、30本も入っているではありませんか。
感激のお買い得感であります。

ハムは冷凍すると味が落ちる気がするので、冷蔵のままで食べきろうと決めた。
早速晩ごはんのメニューに加えるべく、カットしながらパクッとお口へゴー。

あらま。このハムかなりおいしいよ。
安いハムにありがちな、「えーとこの加工品、原材料はなんでしょう?」と尋ねたくなるような出所知れない感は皆無。
「正直に豚肉を加工しているんだろうな」というような印象だ。

口に入れるとひんやり柔らかで、心地よい弾力のある肉身をかみ締めるとチュルルとうま汁が出てきていいわよいいわよ、てなもんです。

と、思わず小泉武夫教授調に語ってしまうほどおいしいっす、これは。
コレはソーセージも期待大だわ。むふふん。

ちなみにハムは257円、ソーセージは389円。
グレイト。

もうちょっと近かったら、足しげく通っちゃうんだけどな。

日進ワールドデリカテッセン